クレジットカードや電子マネー、QRコードの決済に対応したオールインワンのマルチ決済端末の楽天ペイ ターミナルですが、PayPayの決済に対応しているのか気になりますよね。
楽天ペイ ターミナルは、PayPayをはじめ合計65種類のブランドが利用可能です!
この記事では、楽天ペイの端末でPayPayを導入するための条件や方法、注意点までをわかりやすく解説。お店選びや決済サービス導入のヒントにしてください。
楽天ペイでPayPay決済が可能に!その背景と特徴
2024年9月から、楽天ペイのターミナル端末(通称:楽天ペイ ターミナル)でPayPay決済が利用できるようになりました。
これにより、楽天ペイを導入している店舗でも、QRコードを使ったPayPay決済に対応可能となり、利便性が大きく向上しています。
もともと楽天ペイでは、楽天ポイントやSuicaなどを中心に、電子マネー・クレジットカードに対応していましたが、PayPayの導入により、QRコード決済でもっとも利用者数が多いサービスをカバーできるようになりました。
AliPayやWeChat Payなど、中国やアジアからの観光客がよく使うブランドも揃っているので、インバウンド対策にも最適です。
対応端末は「楽天ペイ ターミナル」だけ?
PayPayに対応しているのは、「楽天ペイ ターミナル」と呼ばれるマルチ決済端末です。
スマホやタブレットに楽天ペイのアプリを入れるカードリーダータイプでは、現時点(2025年現在)でPayPayは使えません。
楽天ペイ ターミナルは、1台でクレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応できる、オールインワンの端末。店舗側が手間なくさまざまなキャッシュレス決済を受けられるという点で、多くの事業者に選ばれています。
ただし、PayPay決済を有効化するには、事前の申し込みと審査が必要となります。
楽天ペイでPayPayを導入する手順
楽天ペイを通じてPayPayを利用するためには、以下の流れが必要です。
・PayPay決済の利用申請(追加審査あり)
・審査通過後に、端末でのPayPay利用が可能に
PayPayの審査は楽天ペイとは別に行われるため、通常よりも数日多く時間がかかることがあります。また、審査結果によってはPayPayの導入ができないケースもあるため、注意が必要です。
導入希望時は、楽天ペイの営業担当またはカスタマーサポートに「PayPayを使いたい」と明示しておくとスムーズです。
楽天ペイ決済でPayPayの決済手数料は?
PayPayを楽天ペイ経由で導入した場合の決済手数料は、基本的に3.24%(税別)とされており、これは楽天ペイで他のQRコード決済を導入した場合と同じ水準です。
PayPayを直接申し込んだ場合と比較すると、手数料はやや高めになりますが、楽天ペイで他の決済と一括管理できるというメリットがあります。
特に複数ブランドの管理に手間をかけたくない店舗には向いています。
なお、楽天ペイ ターミナル自体は、基本的に月額料金などの固定費は発生しませんし、キャンペーン中であれば、34,800円(税抜)の本体も無料で利用することが出来ます。
楽天ペイのプランと月額料金について
楽天ペイには、「ライトプラン」と「スタンダードプラン」の2つの料金プランがあります。
ライトプラン
- 月額費用: 原則無料
- 特徴:
- 決済手数料がスタンダードプランより若干高め
- 一部のオプション機能が利用できない場合がある
- 小規模事業者や、決済頻度が少ない事業者向け
スタンダードプラン
- 月額費用: 通常2,200円だが、キャンペーンで一定期間無料になる場合あり
- 特徴:
- 決済手数料がライトプランより低い
- 全てのオプション機能が利用可能
- 決済頻度が多い事業者や、より高度な機能を利用したい事業者向け
まとめ:
スタンダードプラン: 月額有料(キャンペーンあり)、手数料低め、高機能、幅広い事業者向け
どちらのプランが適しているかは、事業規模や決済頻度、必要な機能によって異なります。詳細は楽天ペイの公式サイトで比較検討してください。
楽天ペイ ターミナルは、こんな店舗におすすめ
楽天ペイでPayPayを使えるようにすることで、以下のような店舗には大きなメリットがあります。
・観光地で訪日客への対応が求められる店舗
・決済端末の一元管理を重視する小規模事業者
一方、PayPayだけに対応したい店舗は、PayPayの直契約も比較検討しておくとよいでしょう。
まとめ:楽天ペイでもPayPayを活用して集客力アップ!
楽天ペイ ターミナルでPayPayを導入することで、QRコード決済の利便性と幅広いユーザー層への対応が可能になります。
特に、都市部や観光地の店舗では、キャッシュレス対応の選択肢が増えることは大きなメリット。
導入には別途申し込みや審査が必要ですが、1台の端末で多くの決済方法を管理したい事業者にとっては非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
お店のニーズに合った形で、楽天ペイ+PayPayの活用を検討してみてください。