キャッシュレス決済の導入をAirペイとUSENペイ(ユーセンペイ※旧Uペイ)で迷っている方の為に、条件や料金を比較して、メリットとデメリットをわかりやすくしました。
AirペイとUSENペイの比較表がこちら!
Airペイ | Uペイ | |
イメージ | ||
提供会社 | リクルート | USEN-NEXT HOLDINGS |
初期費用(端末代) | キャンペーンで0円 | キャンペーンで0円 |
タブレット等 | キャンペーンで0円 | iOS端末が必要 ※2万円でレンタルあり |
月額料金 | 0円 | 1,000円(税込) キャンペーンで0円 |
決済の種類 | 56種類 | 48種類 |
QRコード決済 | AirペイQRの同時申込み | USEN PAY QRの同時申込み |
決済手数料 | 3.24% | 3.24~3.74% ※医療店舗は1.9%~ |
入金サイクル | 月3回または6回 | 翌日入金または月2回 |
振込手数料 | 無料 | 180円 みずほ・住信SBIネットは無料 |
回数券などの決済 | 可能 | 不可 |
利用開始までの期間 | 最短2週間 | 最短2週間 |
AirペイとUSENペイは、条件が似ているところが多いですね。
大きな違いは、AirペイはカードリーダーだけでなくiPadも無料貸し出しなので、初期費用がかからないということです。
またUSENペイは、回数券やコースメニューの取り扱いがあると申込むことが出来ないので、エステやネイルサロン、整体やリラクゼーションなどには向いていないといえるかも知れません。
さらに詳しく比較していきたいと思います。
AirペイとUSENペイの初期費用や月額を比較!
AirペイもUSENペイも、カードリーダーとiPadを利用するキャッシュレス決済サービスです。
カードリーダーは、どちらのサービスも同じ機器を使っていて、価格は約2万円。
これがAirペイもUSENペイも、キャンペーンで無料になります。
ですが、iPadが無料になるのはAirペイだけ。
USENペイだとiPad(またはiPhone)を持っていない場合、自分で用意するか、USENペイでレンタルすることになります。
そうするとUSENペイには初期費用が発生しますよね。
USENペイを利用出来るiPad(またはiPhone)はiOS13以上の機種で、安い中古品でも2万円以上はみておかなくてはいけないでしょう。
レンタルする場合は、特別仕様のAndroidのタブレットで、レンタル料金はかからないものの、登録料として2万円が必要になります。
どちらにしてもUSENペイは約2万円が必要ということですね。
Airペイ | USENペイ | |
初期費用 | カードリーダーとiPadが無料 | カードリーダーが無料 iOS端末を用意するか、2万円の 登録料でレンタルする。 |
月額利用料 | 0円 | 1,100円(税込) カードリーダーで決済があった月は 無料になる。 |
月額利用料は、Airペイが0円でUSENペイが1,100円(税込)
USENペイの月が料金は有料ですが、月に1回以上のカードリーダーを使った決済(クレジットカードと電子マネー)があることを条件に、その月の月額利用料が無料になるというキャンペーンをやっています。
AirペイとUSENペイのキャッシュレス決済を比較!
キャッシュレス決済の種類は、Airペイが56種類でUSENペイが48種類と公表されています。
どちらの決済方法もトップクラスの数ですが、AirペイにあってUSENペイにないものは、UnionPay(銀聯)とCOIN+とAlipay+とJcoin。
USENペイにだけあるのは、楽天エディとWAON。
Alipay+(アリペイプラス)には、複数のアジア系の決済方法が含まれているので、Airペイの方が種類が多くなっています。
韓国や中国、東南アジアからの観光客が多いという場合はAirペイが有利ですね。
ちなみにQRコード決済を利用する場合、AirペイならAirペイQR、USENペイならUSEN PAY QRのサービスを利用することになります。
クレジットカード 電子マネー |
Airペイ | USENペイ |
QRコード | AirペイQR | UAEN PAY QR |
どちらも利用料は無料で、AirペイまたはUSENペイと同時申込みできるので、QRコード決済を利用するなら忘れずに申込みましょう。
キャッシュレス決済の条件を比較!
決済方法の種類以外にも、決済手数料や入金サイクル、振込手数料、対応銀行などの条件も気になりますよね。
決済手数料を比較
Airペイの決済手数料は3.24%です。
電子マネーとQRコード決済は、課税前の2.95%で表記されていることがありますが、税込みで3.24%です。
リクルートと三菱UFJの合弁会社が提供するCOIN+の決済手数料のみ、税込みで1.08%になります。
Airペイ | USENペイ |
3.24% ※COIN+は1.08% |
3.24% 電子マネー(交通系以外)3.74% QRコードの一部※が3.0% ※AlipayとWeChat Pay |
入金サイクル・振込手数料・銀行を比較!
Airペイの入金サイクルは月に3回と6回、USENペイの入金サイクルは月に2回と翌日入金で、振込先の口座をどの銀行(金融機関)に指定するかによって回数が異なります。
QRコード決済の売り上げはどちらも月1回(月末締めの翌月末払い)です。
両サービスとも指定する銀行は基本的にどこでもOKですが、Airペイはゆうちょ銀行は指定できない、USENペイの翌日入金は住信SBIネット銀行のみといった決まりも。
振込手数料はAirペイは無料で、USENペイは180円ですが、住信SBIネット銀行とみずほ銀行だと無料になります。
わかりやすく一覧にまとめました。
Airペイ | USENペイ | |
利用できる口座 | 国内の金融機関※ゆうちょ銀行以外 | 国内の銀行と信用金庫 |
入金サイクル カード&電子マネー |
月6回(5/10/15/20/25/月末) ※みずほ/三井住友/三菱UFJ銀行 月3回(5/15/25日) ※上記の銀行以外 |
翌日入金(土日祝も) ※住信SBIネット銀行のみ ↓↓それ以外の銀行↓↓ カードは月2回 1~15日→月末 16日~月末→翌月15日 電子マネーは月1回 1日~月末→翌月末 |
入金サイクル QRコード決済 |
月1回 月末締め/翌月末払い |
月1回 月末締め/翌月末払い |
振込手数料 | 無料 | 198円(税込) みずほ/住信SBIネット銀行は無料 |
※金融機関の休業日によって振込日は前後することがあります。
どちらも銀行を選べば、入金サイクルを多くしたり、振込手数料を無料にすることができることがわかります。
AirペイとUSENペイの比較まとめ!
AirペイとUSENペイを比較してきましたが、最後にここまでに出てきてない情報も含めてメリットとデメリットに分けてまとめたいと思います。
Airペイ | USENペイ | |
メリット | iPadが無料 月額料金0円 アジアのインバウンドに対応 回数券などの決済OK |
翌日入金が可能 Visa/masterは分割払いできる 楽天エディとWAONが使える |
デメリット | カード決済は一回払いのみ | iOS端末を用意しないといけない 決済のない月は月額1,100円 振込手数料が必要な銀行もある |
こうやってみると、Airペイの方がメリットが多くてデメリットが少ないことがわかりますね。
Airペイは初期費用と月額料金が無料。
そしてUSENペイは申し込み条件に「回数券やコースメニュー(期間/回数)の取り扱いがないこと。」とありますが、Airペイは回数券/コース料金の決済が2022年7月から対応可能になっているという違いがあります。
サロンなどにとっては、回数券などを販売できなくなるのなら、キャッシュレス決済を導入する意味自体がなくなってきますよね。
さらにPOSレジを導入するにもAirペイの方が有利です。
なぜなら、AirレジというPOSレジアプリをインストールするだけで、POSレジを無料で使うことができるからです。
USENペイにもUSENレジというPOSレジサービスがあるのですが、業種に特化した有料プランがセットになっていて、POSレジ機能だけを無料で使うということはできません。
AirペイならiPadがあるので、ついでにPOSレジが無料で使えてしまいますね。
iPad無料の配布分がなくなる前に!