実店舗を持ちながらECサイト、所謂ネットショップを立ち上げるお店や企業が増えています。
これまではネット販売を始めるにも、ハードルが高くて断念していた店舗も多いと思いますが、誰でもカンタンにネットショップをはじめることが出来るサービスが増えてきましたよね。
そのひとつが、TVのCMでも話題の「BASE(ベイス)」です。
初期費用無料、月額利用料無料で始めることが出来るので、売る商品さえあれば今すぐにでもネットショップを開始することができます。
とはいえ、店舗で商売としてやっていくなら、売上管理や在庫管理が実店舗と別々だと、これまでと同じように手間が増えてしまうのでPOSレジと連携させたいですよね。
そこで活用したいのがPOSレジサービス「スマレジ」との連携です。
BASEとスマレジにはそれぞれ、より便利に使うためにシステムを拡張できる様々なアプリが用意されていて、そのなかにBASEとスマレジを連携させるアプリがあります。
BASEでつくったネットショップと、あらゆる店舗業務が管理できるスマレジを連携させることで、実店舗とECサイトをまとめて売上分析や在庫管理ができるようになるわけです。
この記事では、BASEとスマレジを連携させる方法や、料金プラン、メリットなどを説明していきたいと思います。
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BASEとスマレジはアプリで連携
BESEとスマレジを連携させる構図としては、BESEを利用したネットショップを、スマレジと連携させるアプリを使って、スマレジ(POSレジ)と繋げるということになります。
店舗の中枢となるのがPOSレジなので、イメージとしてはスマレジにBASEのネットショップを取り込むといった方がわかりやすいかも知れません。
BASEとスマレジを連携させるアプリは2つあります。
・BASEらくらく連携
ひとつは、BASE側のサービスから「スマレジ在庫連携 App(アップ)」というアプリを使って、連携する方法で、アプリを申込んだ後に、BASE側とスマレジ側でそれぞれ設定をすれば連携できます。
スマレジ側から申込む場合は、スマレジのアプリマーケット「BASE在庫連携」というアプリに変わりますが、内容は同じです。
もうひとつは、スマレジ側から「BASEらくらく連携」というアプリを使って連携させる方法です。
それぞれの概要や料金プランについて説明していきます。
「スマレジ在庫連携 App」での連携
スマレジ在庫連携 Appとは、実店舗でPOSレジとして利用しているスマレジに、BASE(ネットショップ)を紐づけて商品の在庫を一元管理するサービスです。(開発者:ITサポート惠) | |
スマレジ側から申込む場合は「BASE在庫連携」というアプリになります。 |
店舗とネット販売で同じ商品を扱う時に在庫管理が店舗とネットで別々になっていると、在庫がないのに受注してしまったり、キャンセルが出て在庫があるにもかかわらず販売することが出来ないなど、対応に追われたり売り逃しが発生してしまいますよね。
ネット販売を展開させていくなら、信頼を失わないためにも、業務を効率化するためにも、店舗とECサイト(ネットショップ)の一元管理が必要になってくるわけです。
スマレジ在庫連携 Appに用意されている3つのプランについて説明します。
プラン | 料金(税込) | 店舗/商品数 |
ミニマム | 550円/月 | 1店舗/100品 |
ベーシック | 2,200円/月 | 1店舗/300品 |
スタンダード | 5,500円/月 | 3店舗/無制限 |
「ミニマム」プランは、スマレジを利用している1店舗と、100SKU(種類)以下の商品の在庫管理ができるプランで、受注取込機能はありませんので、とりあえずネット販売も、といった店舗向きのプランですね。
「ベーシック」プランは、ミニマムと同じく1店舗との在庫管理になりますが、商品は300SKUまでスマレジと紐づけることができて、受注取込機能が使えます。
1日に20件程度の取引を想定したプランです。
「スタンダード」プランは、3店舗までが連携対象になり、多くの商品を扱って、ネットの販売を充実させていきたい店舗向きで、スマレジの在庫管理機能を有効に使うことができます。
すべてのプランに30日間無料のお試し期間があるので安心です!
「BASEらくらく連携」での連携
「BASEらくらく連携」は、スマレジとBASEを連携させ、出品や商品情報の変更、売上の取り込みや在庫管理が手軽に行える機能を備えたアプリです。(株式会社NEXTLOOP) |
「BASEらくらく連携」は「スマレジ在庫連携 APP」に比べて、スマレジでの情報をBASEに反映させるだけでなく、細かい在庫管理の設定が充実している印象です。
例えば、同時に売れることを防ぐために、ネットでの在庫数を少な目に設定したり、ネット販売だけ送料や手数料を上乗せした金額に設定したりといったことが可能になります。
BASEらくらく連携には4つのプランがあります。
プラン | 料金(税込) | 店舗/商品数 |
フリー | 0円 | 1店舗/10品 |
ミニマム | 1,980円 | 1店舗/100品 |
ベーシック | 4,980円 | 3店舗/1000品 |
プレミアム | 9,980円 | 無制限/2,500品 |
「フリー」プランは無料で使えますが、連携できるのは10商品までで、自動取り込みは10注文までと、ネット販売を展開させるには厳しい内容だといえます。
「BASEらくらく連携」には無料期間がないので、お試しで使ってみたい方にいいですね。
「ミニマム」プランは1店舗の連携で、商品が比較的少なめな店舗に向いています。低価格ですが、全ての注文情報を自動取り込みしてくれます。
「ベーシック」プランは、3店舗までが連携対象で、商品も1000品まで連携できるので、本格的に活用することができます。
「プレミアム」プランは、4店舗以上無制限で連携できるので、多店舗展開で商品数が1000を超える場合はこちらのプランがいいでしょう。
メールだけでなく、チャットやオンラインMTGを使った手厚いサポートも受けられます。
「BASEらくらく連携」はスマレジのアプリマーケットから申込めるアプリです。
BASEをスマレジと連携させるメリット
ネットショップサービスのBASEとPOSレジサービスのスマレジを連携させることで、ECサイトの管理はもちろん、さまざまなメリットが生まれます。
具体的にどんなメリットがあるのか見てみましょう。
※スマレジの機能には有料プランのものも含まれます。
実店舗とECサイトの管理を一元化できる
BASEで作ったネットショップとスマレジを連携させることで、実店舗とECサイトの在庫をリアルタイムで一元管理することができます。
実店舗とECサイト、他店舗または倉庫での在庫数が共有されるので、在庫が不足しているのにネットでの決済を完了してしまって処理に追われたり、入荷したのに販売できないなどの”売り逃し”を防ぐことが可能です。
売上分析と業務の効率化
ECサイトでの売上データをPOSレジに取り込むことで、会計処理の二度手間がなくなりますし、店舗全体での売上分析が行えるので、マーケティングに活用することができます。
入力ミスなどのヒューマンエラーを防いだり、業務効率化による人件費削減にもつながりますね。
実店舗でもスマレジの機能が使える
スマレジの機能はECサイトとの連携だけではありませんから、実店舗のあらゆる業務にも役立てることができます。
値引きや取置販売、軽減税率や免罪販売など、会計に必要な機能はもちろん、従業員の勤怠からシフト作り、マイナンバーを管理する機能が付いたアプリと連携したり、ポイント付与やLINEで会員登録など、必要なシステムを拡張していくことが可能になります。
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BASEとの連携にはスマレジのアカウントが必要!
BASEの在庫管理をスマレジで行いたいという方は、BASEだけでなくスマレジのアカウントが必要になります。
スマレジのアカウントを作成するには、iPadまたはiPhone(iPodtouch)が必要になるので、お手元にない場合は用意してください。
スマレジのアカウントは、App Storeからスマレジアプリ(無料)をダウンロードすればカンタンに作成することができます。
スマレジの料金は?
スマレジは、0円から始められるPOSレジサービスですが、必要に応じて有料プランも用意されています。
BASEとの連携は「スタンダード」から可能です。
在庫の増減のみの簡易的な管理ができる無料プラン「スタンダード」から、スマレジの機能がフル装備の高度な在庫管理が出来る「リテールビジネス」まで。
30日間は全機能が無料で使えるので、その期間でどのプランが必要なのかを見極めることができます。
本格的にECサイトとPOSレジの連携を考えるのなら
BASEは初期費用、月額料共に無料ですが、スマレジと連携アプリには、それぞれ有料プランがあります。
小さなお店で「ネットでも売れればいいな」程度でしたら無料プランだけの利用でもいいと思いますが、商売として成り立たせていくのならば、有料プランも視野に入れていくのが現実的だといえます。
とはいえ店舗の規模や売上によって、必要な機能は違ってきますし、必要のないお金を掛ける必要もありません。
そういったことを踏まえて、一度スマレジスタッフに話を聞いてみることをおすすめします。
店舗に合った活用法を無料で相談できるので、利用しない手はありませんよね。
最善の策を提案してもらいましょう。
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