キャッシュレス化が進み、いまや集客にも欠かせないキャッシュレス決済ですが、導入に至らない個人店の店舗にはこういった悩みがあるようです。
・従業員やお客さんが操作に戸惑う
・レジ周りがごちゃごちゃする
これを解決してくれるのがオールインワンのマルチ決済端末。
クレジットカード、デビットカード、電子マネー(交通系含む)、QRコード決済、スマホ決済など、すべてのキャッシュレス決済を一台で行うことができるので、簡単操作でスピーディーな会計が可能に。
プリンターも内蔵してるので、レジ周りもスッキリしますよ。
とはいえ、気になるのは端末代金や利用料金ですよね?
まずはマルチ決済端末を使った主なサービスの比較表をご覧ください!
端末代金 | 月額料金 | 決済手数料 | 入金サイクル | 振込手数料 | 決済の種類 | |
スマレジPAYGATE |
無料 | 3,300円 SIM:無料 |
2.90%~ | 月2回 QR:+1回 |
有料 銀行に準ずる |
30種類以上 |
stera pack |
無料 | 3,300円 13カ月無料 |
2.70%~ | 月6回 または月2回 |
無料:三井住友 他:220円税込 |
30種類以上 |
スクエア |
39,980円 | 無料 | 3.25%~ | 翌営業日 | 無料 | 18種類 |
PayCAS ※ |
無料 | 1,980円~ SIM:無料 |
2.80%~ | 月2回 | 無料 | 30種類以上 |
楽天ペイ |
38,280円 | 無料 SIM:495円 |
3.24%~ | 翌日~ | 無料:楽天銀行 他:330円 |
20種類以上 PayPayなし |
※PayCas MobileについてはPayPay株式会社のプランになります。
基本的には、端末代が無料になるサービスは月額料金が必要で、端末代金が有料のサービスは月額料金が無料になっていることがわかりますよね?
端末代金0円か、月額料金無料か
これがまず選択ポイントの一つになるのではないでしょうか。
オールインワンのマルチ決済端末とは?
マルチ決済端末とは、従来のクレジットカード決済用のカードリーダーから進化したもので、クレジットカードだけでなく、電子マネーやQRコード決済まで、キャッシュレス決済をマルチで行う端末をいいます。
また、レシートプリンターを内蔵しているものなど、決済以外の機能をもつマルチ決済端末を、オールインワンのマルチ決済端末と呼ぶことも。
レシートプリンター以外にも、Wi-Fiとの接続やSIMでの通信による持ち運んでの利用、POSレジ機能やアプリでのシステム拡張などが可能な端末も出てきています。
オールインワン マルチ決済端末のメリットは?
現在多くある、カードリーダーとタブレット、QRコードを利用したキャッシュレスと比較して、オールインワンのマルチ決済端末には、どんなメリットがあるのでしょうか?
まずは、タブレットやスマホが必要ない(サービスが多い)ということです。
マルチ決済端末ならタブレットやスマホの必要なし!?
タブレットやスマホを持っていなければ購入しなければいけないので、初期費用が掛かりますよね。
iPadやiPhoneしか使えないサービスも多いので、その場合はさらに高額になります。
カードリーダー無料キャンペーンをやっているサービスが多いですが、それ以上にコストが掛かってしまう可能性もあるということです。
オールインワン マルチ決済端末ならレシートを発行できる!
通常のカードリーダーを使ったサービスだと、レシートプリンターは別購入になります。
カードリーダーと連携させるためには、相互性のある機種を選ばないといけないですし、料金も数万円は見なくてはいけませんが、プリンター内蔵のオールインワンのマルチ決済端末なら、その必要はありません。
小型のもので2万円前後~
据置型だと5万円前後~
タブレットも必要なければ、プリンターを別途購入する必要もないというわけです。
マルチ決済端末なら会計のスピードが上がる!
キャッシュレス決済導入の不満の中には、レジの回転率が下がったという声も少なくないようです。
その原因は、店員、お客さん共に、キャッシュレス決済の種類によって対応が変わってくるから。
店舗側は種類を覚えるだけでも大変なうえ、お客さんに指示も必要ですから、どうしても無駄な時間が生じて遅くなってしまうわけです。
マルチ決済端末なら、簡単な操作で画面の表示に従うだけなので、会計がスピーディになったと感じている加盟店の方が多いみたいですよ。
おすすめのオールインワン マルチ決済端末!
では、どのサービスのオールインワン マルチ決済端末を選べばいいのか?
キャッシュレス決済端末としての性能はもちろん、対応している決済の種類やメリットデメリットも気になりますよね。
信頼できる会社のサービスを選ぶことも重要です。
決済種類 | POSレジ連携 | 決済手数料 | 入金条件 | |
スマレジPAYGATE |
||||
stera pack |
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スクエア |
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PayCAS |
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楽天ペイ |
それぞれの比較ポイントをまとめたので、店舗に合ったマルチ決済端末を選ぶ参考にしてください。
スマレジのPAYGATE
マルチ決済端末:無料(キャンペーン中)
月額:3,300円(税込)
決済の種類はトップクラス
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済共に、対応しているブランド数は多く、中国や東南アジアのインバウンドに対応したブランドが揃っています。
決済手数料は2.90%~
QRコード決済の手数料は2.0%~と、業界最安水準。
持ち運び可能
通信可能なSIMを無料搭載しているので、テーブル席やテラス席などはもちろん、屋外イベントやデリバリーでの会計に利用することもできます。
POSレジとしての利用も
端末にPAYGATE POSをダウンロード(無料)して、簡易的なPOSレジとして利用することができます。
入金サイクルが月2回(クレジットカード&電子マネー)+月1回(QRコード決済)と少なめなのと、振込手数料が無料ではないこと(銀行に準ずる)。
スマレジ・PAYGATEは、キャッシュレス決済のサービスとしても優秀ですが、POSレジをはじめ、勤怠管理や給与計算、高度な在庫管理や飲食店のオーダーシステム、会計ソフトなどの外部システムとの連携など、サービスの幅が広いのも大きな特徴の一つです。
スマレジPAYGATEの申し込みは問い合わせからになりますので、相談しながら申込むことができますよ。
stera pack (ステラパック)
三井住友とGMOペイメントで設立したSMBC GMO PAYMENTが提供するステラパックのオールインワン マルチ決済端末がstera terminal(ステラターミナル)です。
マルチ決済端末:無料
月額:3,300円(税込)
決済の種類は30種類以上
各決済の主要ブランドを抑え、ユニオンペイやアリペイ+といった中国、東南アジアのインバウンドにも対応。
決済手数料は2.70%~
利用者の多いVISAとMastercardの決済手数料が2.70%という最安水準に設定。
レシートのロール紙が無料
隠れコストともいえるロール紙の購入費用も馬鹿になりませんが、ステラパックなら利用している間は無料で注文することができます。
据え置きタイプなので、テーブル席などに持ち運んでの会計ができないことと、POSレジの利用は無料ではなくstera pack POSという有料(税込9,900円/月※キャッシュレス決済込み)サービスになるということです。
お試しプランで申し込めば、3,300円の月額料金が13カ月間無料になるので、初期費用を抑えたい店舗にも最適です。
※無料期間中はVISAとMastercardの決済手数料が3.24%になります。
※14ヶ月以降はスタンダードプランに自動切換えになります。
※POSレジの利用(stera pack POS)に、お試しプランはありません。
決済端末は無料なので、特に周辺機器(バーコードリーダーやキャッシュドロアなど)を必要としない場合は、初期費用0円で始めることができます。
また、キャッシュレス決済の中でも利用率の高いVISAとMastercardの決済手数料が、最安基準の2.70%というのも大きなポイントの一つだといえるでしょう。
他にもデジタル会員証アプリが無料、棚卸にも便利な在庫管理機能が標準装備などのプラス面が多いサービスですよ。
クレジットカード、QR決済、電子マネーもこの1台で!stera pack
Square(スクエア)ターミナル
海外でも知名度のあるSquareの、オールインワン マルチ決済端末がスクエアターミナルです。
マルチ決済端末(スクエアターミナル):39,980円(税込)
月額:無料
決済の種類:18種類
決済手数料は3.25%
スマホ払いの電子マネー「iD」のみ3.75%ですが、それ以外は3.25%なので、最安水準を満たしているといえます。
入金は基本翌営業日、振込手数料無料
入金サイクルが多く、どの銀行でも振込手数料が無料なので、新しく口座を作る必要がありません。
お客さんの席まで持ち運びが可能
Wi-Fiが届く範囲であれば、レジから離れた場所での会計も可能。スマホのテザリング機能やポケットWi-Fiを利用することも。
Wi-Fiがない状態でも決済可能
Wi-Fi接続に問題が発生した場合でも、オフラインモードでの決済が可能で、回復後に自動で処理が行われます。※72時間を超えると決済は無効になります。
対応できるQRコード決済がPayPayのみで、中華系の決済に対応していないので、多くの種類の決済に対応しておきたい店舗にはデメリットといえるかも知れません。
端末代金は実費ですが、月額料金や振込手数料が無料なので、実はいちばんコスパがいいのがスクエアターミナルです。
ステラターミナルは開封後でも1カ月は返品可能なので、安心して利用開始することができますよ。
審査がカンタンという評判で利用開始までが早いのもポイントです。
PayCas Mobile(ペイキャスモバイル)
端末代金78,800円(税込86,680円)のPayCas Mobileですが、PayPay株式会社から申込むことで端末代金無料で始めることが出来ます。
マルチ決済端末PayCas Mobile:無料
月額:1,980円(税別)クレジットカード&QRコード
※電子マネー決済はオプションで、月額1,020円(税別)
決済の種類:最大33種類
決済手数料は2.80%~
利用者の多いVISAとMastercardの決済手数料が2.80%(非課税)なのと、PayPayの決済手数料2.80%(税別)なので、かなりお得な部類に入るといえます。
入金サイクルは月に2回
15日締めの月末払いと、月末締めの翌月15日払い
振込手数料は無料
持ち運び可能、通信SIM搭載
ソフトバンクの通信SIMが搭載されているので、Wi-Fi環境でなくても利用することが出来ます。
通信費は月額料金に入っているのでお得!
POSレジと連携できないので、金額を打ち込む作業が必要になります。
楽天ペイ ターミナル
導入0円キャンペーン中なら、めちゃくちゃお得なのが楽天ペイ ターミナルです。
マルチ決済端末:38,280円(税込)
→導入0円キャンペーン中は無料!※不定期
決済の種類:最大24種類
決済手数料:3.24%
入金サイクル:365日翌日入金
楽天銀行の口座を利用すれば、土日祝を含む365日が最短翌日に自動入金されます。
楽天銀行以外だと入金依頼が必要で翌営業日に入金。
振込手数料:0円~
楽天銀行の口座の場合、何回でも振込手数料は0円。
それ以外の銀行口座の場合、1回につき330円(税込)の手数料がかかります。
持ち運びも可能
通信SIMを利用して持ち運ぶ場合、月額495円(税込)で楽天モバイルのハンディターミナル用プランが利用できます。
POSレジとの連携ができないことと、QRコード決済にPayPayが入っていないこと。
オールインワンマルチ決済端末まとめ
2024年現在、カードリーダーからマルチ端末にシフトしているキャッシュレス決済代行サービスが目立ってきましたね。
コストや手数料だけでなく、対応できる決済の種類、POSレジとの連携の有無、持ち運びなど、何を重要視するのかが端末選びのポイントになってくるでしょう。
よく考えて店舗に合ったマルチ決済端末を選んでくださいね。
端末代金 | 月額料金 | 決済手数料 | 入金サイクル | 振込手数料 | 決済の種類 | |
スマレジPAYGATE |
無料 | 3,300円 SIM:無料 |
2.90%~ | 月2回 QR:+1回 |
有料 銀行に準ずる |
30種類以上 |
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stera pack |
無料 | 3,300円税込 13カ月無料 |
2.70%~ | 月6回 または月2回 |
無料:三井住友 他:220円税込 |
30種類以上 |
>>stera pack はこちらから | ||||||
スクエア |
39,980円 | 無料 | 3.25%~ | 翌営業日 | 無料 | 18種類 |
>>スクエアターミナルはこちらから | ||||||
PayCAS |
無料 | 1,980円~ SIM:無料 |
2.80%~ | 月2回 | 無料 | 30種類以上 |
>>PayCas Mobileはこちらから | ||||||
楽天ペイ |
38,280円 | 無料 SIM:495円 |
3.24%~ | 翌日~ | 無料:楽天銀行 他:330円 |
20種類以上 PayPayなし |
>>楽天ペイターミナルはこちらから |