AirペイとSTORES決済は、人気のキャッシュレス決済代行サービスです。
どちらも、スマートフォンやタブレットに専用のアプリをインストールして、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などを受け付けることができる無料で利用が可能なサービスです。
それぞれPOSレジなどのサービスと連携できるので、手軽にキャッシュレス+POSレジを導入することができるのも魅力。
しかし、両者には違いもあるので、お店に合ったサービスを選ぶ必要がありますよね。
ざっくりと比較するとこんな感じです。
| Airペイ | STORES決済 |
| ・iPad＆カードリーダー無料 ・決済の種類が多い ・回数券の決済OK、サロンに〇 |
・簡単な条件でカードリーダー無料 ・電子マネー決済の手数料が安い ・ネットショップをするのに最適 |
| ・審査が厳しい！？ ・サポートに不満の声が多い |
・QRコードの種類が少ない ・回数券などの決済は利用不可 |
Airペイは初期費用０円、決済の種類も多く、回数券の決済もOKなのでサロンにも向いているオールマイティタイプです。
STORES決済は、決済手数料が安く、並行してネットショップも運営したい店舗に向いています。
この記事では、AirペイとSTORES決済の特徴やメリット、デメリットを比較して、どちらがあなたの店舗におすすめなのかをさらに解説します。
AirペイとSTORES決済の概要
まずは、AirペイとSTORES決済はどういったサービスで、それぞれどのような特徴があるのかを、わかりやすく説明します。
どちらが自分の店舗に向いているのかイメージしてみましょう。
Airペイ
Airペイは、株式会社リクルートが提供するiPadまたはiPhoneとカードリーダーを使ったキャッシュレス決済サービスです。
どちらもキャンペーンで無料になるので、初期費用０円で始めることができるのが大きな特徴といえるでしょう。
月額固定費もかからず、決済手数料だけで利用できるので、コストをかけたくないお店には最適ではないでしょうか。
キャッシュレス決済の種類が多いというのもAirペイならではです。
また回数券や月謝のような前払い決済が禁止されているという理由で、キャッシュレス決済の導入を見送っていたサロン、教室などの業種の方も多いと思いますが、Airペイでは2022年7月から1年以内に提供が完了する場合に限り、回数券の決済も可能となっています。
人気の決済サービスだからこそのデメリットも・・
利用者が多いということは、サポートが行き届きにくくなるというデメリットもあります。
時期によっては審査に時間がかかったり、電話がつながらない、メールの返答が来ないのでトラブルが解決できないといった声があることも考慮しておいた方がいいかも知れません。
特にこだわりがなければAirペイがおすすめです！
STORES決済
STORES株式会社が運営するSTORES決済は、Airペイ同様にスマホやタブレットとカードリーダーを利用したキャッシュレス決済サービスです。
カードリーダーは19,800円（税込）ですが、半年以内にキャッシュレスで10万円を売り上げれば無料になるので、実質無料みたいなものです。
特徴は、電子マネーの決済手数料が1.98%と他社と比較して低めの設定であることと、ネットショップも運営したい店舗に向いていることです。
STORESのネットショップサービスをテレビCMでみたことがあるという方も多いのではないでしょうか？
「店舗での空き時間を使って、ネットショップも始めたい！」
でもホームページを作ったり、決済システムを導入したりすると、手間もかかるしコストもかかりますよね。
誰でも簡単に無料でネットショップを始めることができるのが、STORES ネットショップで、STORESのPOSレジでネットショップとキャッシュレス決済を管理できるようになります
QRコード決済の種類が少ないというデメリットがありますが、それ以外はメリットが多いサービスです。
審査に通りやすくサポートの対応がいいという評判もあります。
AirペイとSTORES決済の比較ポイント
AirペイとSTORES決済の特徴をお伝えしましたが、サービスの主体はキャッシュレス決済なので、決済ブランドの種類や、決済手数料、入金サイクル、振込手数料を比較してみましょう。
決済方法を比較
AirペイもSTORES決済もクレジットカードは、VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners・Discoverに対応しています。
Airペイは中国のUnionPay（銀聯）にも対応しています。
交通系電子マネーも共通していて、Suica、PASMO、kitaca、toica、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけんが、どちらも使えます。
Airペイは流通系の電子マネー、アップルペイ、iD、QUICPayも使えます。
ここまでのクレジットカードと電子マネーの種類に大差はないのですが、QRコード決済でかなり差が出ます。
AirペイがPaypayや楽天ペイ、d払い、au PAYといった主流ブランドを抑え、中華系、韓国、東南アジアの決済方法を備えているのに対して、STORES決済のQRコードはWeChat Payだけしかありません。
当然ですが、QRコード決済を充実させたい店舗に、STORES決済は不向きということになりますね。
代わりといっては何ですが、STORES決済はオンライン請求書を作って、お客さんにメールを送って、カード決済（Visa or Master）してもらうことができます。
決済手数料を比較
AirペイとSTORES決済の決済手数料がこちら！
| Airペイ | STORES決済 | |
| クレジットカード | 3.24% | 3.24% |
| 電子マネー | 3.24% | 1.98% |
| QRコード | 3.24% | 3.24% |
厳密にはAirペイは手数料1.08%のCOIN+というバーコード決済にも対応していますが、今のところあまり需要はなさそうです。
交通系の電子マネー決済が多い店ほど、STORES決済にメリットがあるといえますね。
入金サイクルと入金手数料を比較
入金サイクルですが、Airペイの場合は、入金用の銀行をどこに指定するかによって月３回または月６回に分かれます。
三井住友、みずほ、三菱UFJなら月に６回で、それ以外の銀行なら月に３回。
ゆうちょ銀行は選べませんが、それ以外ならどこでも選べて、どこでも振込手数料が無料です。
※QRコード決済の振込は月締めの翌月末払いの月１回
STORES決済の場合は、自動入金だと月１回の振込で手数料無料。
手動入金だと、好きな時に入金依頼ができて、翌々営業日に振り込んでもらうことが可能になりますが、10万円以下だと200円の手数料がかかるという条件が付いてきます。
AirペイとSTORES決済の比較まとめ
人気のキャッシュレス決済サービスのAirペイとSTORE決済を比較してきましたがいかがでしたでしょうか？
最後にまとめておきますね。
| Airペイ | STORES決済 | |
| タブレット等 | iPad キャンペーンで無料 |
タブレットかスマホ を用意 |
| カードリーダー | キャンペーンで無料 | 簡単な条件で無料に |
| カード決済手数料 | 3.24% | 3.24% |
| 電子マネー手数料 | 3.24% | 1.98% |
| QRコード手数料 | 3.24% | 3.24% |
| メモ | COIN+1.08％ | QRコードは1種類 |
| 入金サイクル | 月6回または月3回 ※銀行による |
月１回（自動入金） 好きな時（手動入金） |
| 振込手数料 | 無料 | 無料（自動入金） 手動で10万円以下だと 200円 |
| 回数券の販売 | 〇 | × |
| POSレジ連携 | Airレジ | STORES レジ |
| ネットショップ | × | 〇 |
| サポートの評判 | △ | 〇 |
| 審査期間 | 最短2週間 | 最短3日 |
| 審査の評判 | ちょっと厳しめ | 通過率90％ |
これだけ比較すれば、さすがにどちらのサービスを選ぶべきか決まったのではないでしょうか？
ハッキリ言いますが、ネットショップを始める予定がないのであれば、Airペイがおすすめです。
カードリーダーだけではなくiPadまでも無料、月額０円で振込手数料も無料。
決済の種類は56種類で業界トップクラス。
回数券や年会費、チケットなどの販売はNGな会社が多いですが、AirペイならそれもOKなので、サロンや〇〇教室への導入も大丈夫です。
iPadが届いたらPOSレジサービス（無料）のAirレジを始めるのもいいですよね。
STORES決済がおすすめなのは ↓↓↓
ネットショップを始めることが前提でキャッシュレス決済を導入したい店舗と、他のサービスで審査に落ちたという店舗です！
一昔前だとPOSレジだけでも数十万円、ネットショップの制作やカートの利用料、さらにレジと連携するとなると大変なコストがかかっていたわけですが、STORESならキャッシュレス決済もつけて、無料で行うことができるのです。
費用はもちろん、一つのサービスで連携できることが、どれだけの労力を削減できることでしょう。
この価値がわかるならAirペイよりもSTORES決済を選んでください。
キャッシュレスの審査に通ったら、POSレジやネットショップについても考えていくといいですね。
