キャッシュレス決済の導入を検討している店舗オーナーの皆さん、「stera pack(ステラパック)」と「STORES決済(旧Coiney)」のどちらを選ぶべきか迷っていませんか?
どちらも店舗向けの人気サービスですが、コスト、機能、使い勝手に明確な違いがあります。この記事では、最新情報を基に両者を徹底比較し、どんな店舗にどちらが向いているかをわかりやすく解説します。ぜひ最後までお読みください!
stera packとSTORES決済の比較表
まずは、両サービスの概要を比較表で確認しましょう。
項目 | stera pack | STORES決済(通常料金) |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 端末代19,800円 |
月額料金 | 3,300円(税込) ※初年度13ヶ月無料 |
0円 |
キャッシュレス決済の種類 | 30種類以上 | 20種類以上 |
決済手数料 | 1.98%(VISA、Master) 3.24%(その他) |
1.98%(電子マネー) 3.24%(クレジットカード、QRコード) |
入金サイクル | 月2回または6回 | 月1回(自動入金)または手動入金 |
振込手数料 | 0円(三井住友銀行) 220円(他行、税込) |
0円(自動入金) 200円(手動入金10万円以下、税込) |
利用開始までの目安 | 約1.5ヶ月 | 最短3日 |
この表を見ると、stera packは初期費用無料で多機能な端末が魅力ですが、月額料金がかかります。一方、STORES決済は月額無料で導入が早く、条件を満たせば端末代も無料です。では、具体的な違いを詳しく見ていきましょう。
▶ クレジットカード、QR決済、電子マネーもこの1台で!stera pack
▶ STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら
stera packとSTORES決済の初期費用&月額を比較!
キャッシュレス決済の導入でまず気になるのが、初期費用と月額料金ですが、stera packとSTORES決済は、コスト構造が大きく異なるので、一部分だけではなく全体を通して判断をするのが賢明だといえます。
stera packのコスト
stera packは初期費用が0円で、約10万円相当の高性能カードリーダー「stera terminal」が無料で提供されます。
この端末は、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済を1台で処理できるオールインワン型で、レシートプリンターや音声案内付きの顧客向け画面も搭載しています。
さらに、Android搭載で「おみせポケット」という販促アプリが無料で使えます。このアプリを使えば、デジタル会員証の発行、クーポン配布、顧客管理が可能です。たとえば、飲食店で「10回来店で次回無料」のスタンプカードを提供したり、美容サロンで誕生日クーポンを配信したりできます。※おみせポケットはGMOデジタルラボ株式会社が提供するサービスです。
月額料金は3,300円(税込)ですが、中小企業向けのスモールビジネスプラン、スタンダードプラン共に、初年度13ヶ月間この料金が無料になします。
解約時に端末を返却すれば違約金もかからないため、気軽に試せます。販促機能を活用してリピーターを増やしたい店舗にとって、この多機能端末は月額料金以上の価値があると感じられるでしょう。
▶ クレジットカード、QR決済、電子マネーもこの1台で!stera pack
STORES決済のコスト
STORES決済は初期費用として、カードリーダー(19,800円)の購入が必要です。
スマホやタブレットと接続して使うシンプルな設計で、持ち運びが簡単です。たとえば、イベント出店や移動販売の店舗なら、コンパクトなカードリーダーで手軽に決済できます。月額料金は0円なので、ランニングコストを抑えたい店舗に適しています。
ただし、レシート発行には別途プリンター購入が必要で、スマホやタブレットの準備も店舗側で必要です。Android端末や一部のiPadでは電子マネーに対応していない場合があるため、事前に対応機種の確認をおすすめします。初期投資は条件付きで抑えられますが、追加機器のコストを考慮する必要があります。
▶ STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら
stera packとSTORES決済のキャッシュレス決済の種類を比較!
キャッシュレス決済の種類は、顧客の利便性や店舗の集客力に直結します。両サービスの対応状況を比較します。
stera packは30種類以上のキャッシュレス決済に対応しています。
クレジットカード(VISA、Master、JCB、アメックス、ダイナーズクラブ、ディスカバー、UnionPay)、電子マネー(Suica、PASMO、iD、QUICPay、楽天Edy、nanaco、WAONなど)、QRコード決済(PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、ゆうちょPay、Alipay+、WeChat Pay、UnionPay QRなど)をカバー。
インバウンド需要にも強く、観光地や都心の店舗で有利です。たとえば、土産物店ではAlipay+やWeChat Payが使えることで、海外客の満足度が向上します。
STORES決済も20種類以上に対応
クレジットカード(VISA、Master、JCB、アメックス、ダイナーズクラブ、ディスカバー)、電子マネー(Suica、PASMOなどの交通系電子マネー、iD、QUICPay)、QRコード決済(PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、Alipay+、WeChat Pay)をサポート。
楽天Edy、nanaco、WAONには非対応ですが、主要な決済手段は網羅しています。インバウンド対応も可能で、都市部のカフェや小売店でも十分なラインナップです。
決済種類の多さではstera packがリードしますが、STORES決済も一般的な店舗ニーズを満たす十分な対応力があります。
インバウンドや電子マネーの幅を重視するならstera pack、主要な決済で十分ならSTORES決済が適しています。
stera packとSTORES決済の決済条件を比較!
決済手数料、入金サイクル、振込手数料は、店舗のキャッシュフローに影響します。両サービスの条件を詳しく見ていきましょう。
決済手数料を比較
stera packのスモールビジネスプランでは、VISAとMasterの決済手数料が1.98%、その他のクレジットカード、電子マネー、QRコード決済が3.24%です。
VISA/Masterの手数料は業界最安水準で、クレジットカード利用が多い店舗に有利。たとえば、月間VISA/Master決済額が26.3万円以上なら、月額料金を加味してもお得になります。
STORES決済は、電子マネー(交通系電子マネー、iD、QUICPay)が1.98%、クレジットカードとQRコード決済が3.24%です。
電子マネーの低手数料は、少額決済が多い飲食店や小売店に魅力的。たとえば、カフェのランチ営業でSuica利用が多い場合、コストを抑えられます。
ただし、クレジットカードの手数料はstera packのVISA/Masterよりやや高めです。
入金サイクルと振込手数料
stera packは入金サイクルを月2回または6回から選べますが、QRコード決済は月1回(月末締め、翌月末払い)。振込手数料は三井住友銀行なら無料、他行は220円(税込)です。
STORES決済は、自動入金(月1回、無料)または手動入金(好きなタイミング、10万円以下は200円の手数料)を選択可能。STORES決済の手動入金は、イベント後の即時資金回収などに便利です。
クレジットカード決済が多い店舗やインバウンド対応を重視する場合は、stera packの低手数料が有利。少額の電子マネー決済が多い店舗や、入金タイミングを柔軟にしたい場合は、STORES決済が適しています。
stera packとSTORES決済の利用開始までの期間を比較!
導入までのスピードも重要なポイントです。stera packは申し込み後の審査に約1.5ヶ月かかり、決済ブランドごとに審査が行われます。早ければ1ヶ月、遅ければ2ヶ月以上かかる場合も
VISA/Masterの審査が完了次第、端末が送付され、順次利用可能です。新規開業の場合は早めの申し込みが必要です。
▶ クレジットカード、QR決済、電子マネーもこの1台で!stera pack
STORES決済は審査が早く、最短3日で利用開始できます。カードリーダーの配送を考慮しても、1週間以内に導入可能なケースが多いです。
たとえば、ポップアップストアや季節限定イベントでは、STORES決済のスピードが大きな強みになります。
▶ STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら
すぐにキャッシュレス決済を始めたい店舗にはSTORES決済が圧倒的に有利。長期的な導入計画が可能な店舗なら、stera packの審査期間も許容範囲でしょう。
stera packとSTORES決済の比較まとめ
stera packは、初期費用0円で約10万円相当の多機能端末「stera terminal」が無料、30種類以上のキャッシュレス決済に対応、販促アプリ「おみせポケット」で顧客管理やクーポン発行が可能なサービスです。
月額3,300円(初年度13ヶ月無料)が必要ですが、VISA/Masterの手数料1.98%は業界最安水準で、端末の高級感は店舗のプロフェッショナルな印象を強化します。
ユーザーレビューでも、「操作が簡単で顧客が使いやすい」「アプリで回数券管理が便利」といった声があります。
STORES決済は、月額無料で、条件付きで端末代0円、審査が早く最短3日で導入可能です。電子マネーの手数料1.98%は少額決済に強く、持ち運び可能な端末はイベントや移動販売に最適。
POSレジやネットショップとの連携も容易で、たとえば「STORESネットショップ」と組み合わせれば、オンラインと実店舗の売上を一元管理できます。
ただし、端末の機能はシンプルで、販促機能は別途アプリやサービスが必要です。
こんな店舗におすすめ
stera pack:多機能端末で効率化やブランディングを重視する店舗、インバウンド対応が必要な店舗、クレジットカード決済が多い店舗。例:高級レストラン、美容サロン、観光地の土産物店。
STORES決済:コストを抑えてすぐに始めたい店舗、少額の電子マネー決済が多い店舗、イベントや移動販売を行う店舗。例:カフェ、個人経営の小売店、ポップアップストア。
結論:メリットが多いのはどっち?
総合的にメリットが多いのは、stera packです。初期費用無料、多機能端末、豊富な決済種類、販促アプリの標準搭載は、長期的な店舗運営や顧客囲い込みに強力な武器になります。
月額料金は初年度無料で試せるため、コストのリスクも低いです。ただし、STORES決済は導入スピードと月額無料が魅力で、少額決済や短期利用、オンライン展開を重視する店舗には大きなメリットがあります。